この数年、サイクロンで被災したエヤワディーデルタが、力強く立ち直ってゆく様を見てきました。
そこでは、ミャンマーの人たちに内在する助け合いの習慣や道徳心が大きな力になっているように感じられました。同じアジアの日本人に、できないはずがありません。
私は、これまでも地球環境の観点から、かなりの節電には努めてきたつもりですが、今は、テレビのスイッチはコンセントを抜き差しすることにし、ラジオは手回し発電で聴くようにしています。
ヘルツの違いにより、西日本の電気は東日本には送れないという現実があるそうですが、行政を批判することは、ずっと先でもできます。
それよりも今は、大局を見るべきではないでしょうか。送電はできなくとも、発電するための燃料を東に回すことはできるはずです。その交通整理こそ、行政の腕の見せ所ではないでしょうか。
西日本の節電も被災地に無関係ではありません。日本全体としての燃料備蓄量には当然影響するはずですから。
直接的な義援金や支援物資の送付と、間接的な節電、省エネ、買い控えは、遠方に住む者にできる援助の二本柱だと思います。
被災された方々の想いとしては、復興した故郷で住むことが理想かもしれませんが、西に住む者としては、たくさんの北の友だちを迎えられるよう、心の灯は絶やさないでいたいと思っています。
特に今回の場合、海の見えない山間部で、これまでアイ(I )ターンの受け入れを促進してきた自治体の方々には、蓄積してきたノウハウと底力を今こそ発揮してくれるものと期待しております。
そして、被災地からの転校生を受け入れる先生方、どうか、やってくる子どもたちの心のケアと迎える子どもたちの心の準備を、よろしくお願いします。
私も半世紀生きてきた間には、不幸な事も体験してきました。けれども、その都度、不幸中の幸いに報われてきたような気がします。
もうすぐ始まるであろう日本史上最大のお引越し作戦を、全国のみんなで支えあい、笑顔で成功させましょう。
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