2021年8月2日月曜日

第三次世界大戦 -敵は新型コロナウィルス-、その9. オリンピック開幕、これからやるべきことは… ―World War Ⅲ, against COVID-19, part 9. Olympic has kicked off. What should we do from now on?

メダルを賭けた選手たちの激闘を映し出す画面の上に、緊急事態宣言発出の速報テロップがかぶってくるなんという混沌の世界!

総理が全国民に向けて緊急事態を宣言している生中継の最中にも、裏番組では複数のチャンネルでオリンピックの中継をやっている…

伝えることがメディアの使命ではあろうが、報道番組や情報番組では、新型コロナ感染の危機的状況を伝えつつオリンピックでの日本のメダルラッシュも伝える、同じ番組の中で…

 

社会情勢を気にすることなく、与えられた条件の中で最高のプレーをしていただくことが何よりの社会貢献なんだからと、前便で選手にエールを送っていたのだが、いざ始まってみれば、やはり多くの人たちが感動をもらっているようだ。

どんな不幸な状況の中でも、スポーツや文化が人に幸せをもたらすものであることには間違いないのだから。

 

かと言って、陽性反応が出たがために出場資格を失った選手は少なからずいるし、特に海外からの選手は、空港での入国手続きからその後の滞在の規制でも大きな負担を強いられており、公平性からしても、やるべき時期は今ではなかったのではないかという想いは残る。

少なくとも、会場が日本人一国の観客でなく、一部を除いて無観客としたことは、公平性を保つ上では正解だったと思う。

 

総理をはじめオリンピック関係者は、いかに感染者ゼロで抑えるかの施策ばかりを強調していたが、それよりも、感染者が出た場合にどういう対処と手順にするのかを真っ先に決めておくことがリスクマネージメントの基礎であって、それを第一に示さなければ信用を得られないと、以前から私は言ってきたが、こんな場末のブログに反応してくれる関係者などいようはずもなく、本気でゼロリスクでやるようなつもりでプレイブックの改訂とかが進んでいるように見えた。

そして、案の定、開会式前に行われるサッカーの試合で南アフリカの選手の陽性が判明し、あっさりとゼロリスクは突破され、幻想だったと知らされた。

 

そこからだ。

◯◯の規定に従ってこうなりますよと即刻発表されるかと思いきや、懸念していた通りのあたふたぶりで、直前になって、試合開始6時間前の検査で陰性ならば試合に出られるという特別ルールが突如出てきた。

そういうのを事前に決めとかないと信用されないよと、あれほど言ってたのに…(誰も見てないか)。じゃあオレもマイルールでやるからねと人々がやりたい放題やり始めますよと。日本は自由奔放主義国家なのだから。

結局、開幕する前からゼロリスク神話はあっさり崩壊し、切り札としていたバブル方式は破れてしまったのだが、そもそもゼロなんてありえないと私は思っていたので、これまでのところは、まだマシなほう、機能しているほうだと思っている。

その結果、今はバブルの目的が、本来のからは逆転してしまっているということにお気付きだろうか。

 

現在、バブルの中にいるオリンピック関係者の感染率よりも、東京の市中の感染率のほうがはるかに高い。

そのバブル内での感染者の割合も、海外からの選手よりも日本人関係者のほうが多い。

オリンピック会場を抱える自治体の住民からのワクチンの優先接種はやってくれなかったものの、少なくともオリンピックのスタッフやボランティアや撮影クルーなどは全員接種しているものと思っているのだが…。まさか、接種していない関係者も混ざっているなんてことはないだろうに…。

とにかく、今の感染率を比較すると、バブルの中のほうが安全なのは確実で、つまり、バブルに閉じ込めることで外国人から都民への感染を防ぐという当初の目的から、東京の市中感染から海外からの選手などを守るためという目的に代わってしまっている、ということになる。

 

開幕してからここまでの流れを目撃してみて、これから日本人がどうすべきかが見えてきたような気がする。

まず、なんとしても達成しなければならないことは、多くのリスクを超えてはるばるやって来てくれた選手のみなさんを、日本でウィルスに感染させることなく無傷で母国に送り返す、ということ。

オリンピックを強行した日本が絶対にやってはならない最も恥ずべきことは、日本からウィルスを持ち帰らせるという事態。

 

さらに考えるべきは、数々の感動のシーンを見せてくれている選手に対する我々の姿勢。

黙って最高のプレーを見せてくれることこそがスポーツ選手の社会貢献だと思っているのに、選手たちが真っ先に口にするのは、こんな状況の中でもオリンピックを開催してくれたことへの感謝の気持ち。

なんで選手にそれを言わせるか、逆に申し訳なくて泣けてくる。

もし、選手に対して、感動をありがとうという気持ちがあるのならば、我々は、それをどう体現すべきか…

それは、決して、集まって祝杯を挙げて大騒ぎするということではないはず。

 

やるべきことは、この先、やっぱりあのオリンピックはすべきではなかったと言わせないようにすること、オリンピックのせいでこうなってしまったという悲惨な状況を作らないこと。

やっぱりオリンピックをやってよかったと、オリンピックを、選手を悪者にさせないためにはどうすればいいか…

それは、直後の感染爆発を防ぐこと、これに尽きる。

 

感染対策には行動変容とワクチンなどの医療戦略が要となってくるが、もはや緊急事態宣言に効果はなく、今のままでは国民の行動変容には期待できなくなっている。

こうなると、ワクチンのウィルス防衛力に頼るしかなさそうだが、若い世代が接種を嫌がる大きな根拠となっているデマが、政府の発表よりも信頼されているというのが致命的だ。

これまでのところ、オリンピックの開幕に合わせたかのように新型コロナの感染者数が最多記録を更新していくという絵に描いたような悪夢のシナリオになってきているが、やはり下心があるものは、神様が見逃さないのか。コロナに打ち勝った証しでと言いながら、肝心の打ち勝つ努力、ズバリ、この一年間のワクチンや治療薬の開発は、すべて外国任せだったのだから。

 

その、世界を救う医療的武器も作り出せない日本の政府に代わって盲信されているのがデマ、ということになるが、その中身を知らされると、あまりにもひどい。

ワクチンとともに体内にマイクロチップを打ち込まれるって、そんなの、世界最小のマイクロチップの大きさと注射針の内径を調べて比べてから判断すりゃええのに。ワクチンを打たれたマウスがすべて二年以内に死んだって聞いたら、マウスの寿命を調べてから判断すりゃええのに。そもそも、対新型コロナのワクチンの開発が始まってから、まだ一年ぐらいしか経ってないのに、二年という数字が出ている時点で、うさんくささを感じなきゃ。

ワクチンを打つか打たないかは個人の自由だが、こんな幼稚なレベルのデマで世の中が右往左往しているのかと思うと、これまた泣けてくる。

そして、感染防止の需要に見合ったワクチン供給対策として、ライセンス生産ではあるものの唯一国内で製造しているアストラゼネカ製がクローズアップされ始め、若年壮年に打っても大丈夫なのかなどと、今頃になって真剣な議論になっている。

そんな、いまだ日本人が疑問視している代物を、惜しげもなく?恥ずかしげもなく!台湾やベトナムへ日本政府は無償提供したのである、援助という名目で。

日本の海外援助は、と言うか日本人の援助マインドなのか、以前からそういうところはある。タダでやるんだから、みたいなおごりはないだろうか…

日本では使わなくなった中古の自動車や自転車や衣服などを「援助」という名目で海外に輸出する…実際、それで助かる人々も大勢いることは間違いないのだが、提供するのは使い古し着古しのものばかり。

日本国民が使えないと決めたものを流すのである。

どうしてももらい手がないので、もう着ることはないのでと、使い古しで大変申し訳ないのだけれどという気持ちと共に、本来こちらから頭を下げてもらっていただくべきことではないだろうか。

本当に贈る気持ちがあるのなら、なぜ新品ではないのか。企業PRの目的でブランドロゴのどでかいステッカーを貼ってでもいい。一見露骨のようだが、そのほうが、使わくなったものを提供するよりかは、本当はより真摯な行動なのではなかろうかと私は思っている。

日本で処理しきれないゴミを外国に輸出して処理させたり、きつい仕事や汚い仕事を任せるために外国人に来てもらったり…それで経済が回って、助かっている外国の人々も大勢いるとは言え、そういう態勢にあぐらをかいている国には、いずれ大きな報いが来るのではなかろうかと、いつも一抹の不安を感じている次第である。

 

デルタ株の後ろには、ワクチンがより効きづらいとされるラムダ株が控えていて、いずれ徐々に置き換わっていくだろうから、従来株対策を前提とした現在のワクチンは打っても意味がない、という理由で打ちたがらない人もいるようだが、私の個人的な意見では、それでも打っておいたほうがいいと思う。

これまで、黄熱病、狂犬病、破傷風などのワクチンを打ってきたが、所定の回数、例えば二回なりのワクチン接種をした後、かなり期間を空けてから次の一発を接種すると、予防効果が爆上がりすると医師に言われたことがある(爆…とは言わなかったが)。旨い出汁を取るための追い鰹ならぬ、追い打ちである。


日本はアテにならないが、欧米の製薬会社では、既に対デルタ用や対ラムダ用のワクチンの開発も進めているはずだ。

近い将来、ラムダ株が主流となって専用のワクチンができた際、まったくの一回目としてラムダ用ワクチンを打つのと、三回目の接種として追い打ちするのとでは、効果が全然違ってくるのではなかろうかと、素人ながら予測している。

あくまで、同じ新型コロナウィルスという種の中で起こっている変異なのだから、株のタイプが違うからと言って、まったく効果がなくなるということはないはず。


いずれにしても、この第5波の拡大を抑え込むのにはワクチンの供給は間に合いそうもないし、緊急事態宣言による行動変容も期待できそうもない。

そこで、集団免疫を獲得するまでの時間稼ぎの対策として、繰り返して恐縮だが、感染者ゼロリセットを目指すための私の愚案を再び紹介させていただきたい。

その前に、まずは政府は、対飲食店等への補償金については、正しく申請されている限りは、約束した額をまっとうに支払ってください。未払い分を精算してください。リセットの第一歩はそこから。

 

その後で、提案する約一ヶ月間のゼロリセット計画では、政府から支払うのは、国民全員一人あたりにつき十万円の食料確保用支援のみで、言わばサバイバル費。それ以上はビタ一文出さないし、受け取らないという人にも無理矢理にでももらってもらう。

それに加えて、全世帯への光熱費などの基礎控除と、期間中の家賃などの免税をセットにしての強めのホームステイというコンセプトだ。

以下に、その要点をまとめたファイルを再び掲載させていただきます。

全国一斉おうちキャンプ(仮)

 

これは、どんな対策なら実行可能かと模索して出てきた絵空事のようなイメージだが、緊急事態宣言以上ロックダウン以下でゼロリセットにするならば、官民全組織、全国民を跨いだ大胆な策を講じなきゃ何も変わらないんじゃないのというシグナルとして受け取ってほしい

いったん感染者数をゼロベースに戻せたなら、しばらくは、強力な水際対策とクラスターの囲い込みを中心に市中拡散を防げるのではなかろうかと思っている。

 

オリンピックが動き出したからには、引き続き、選ばれし選手の方々は、社会情勢や世間の声は気にすることなく、与えられた場で全力を尽くしてください。全参加者のみなさんを応援しております。

そして、選手のことを、希望を与えてくれた英雄にするのも感染を増やした悪党の一味にするのも我々次第。今度は国民が闘う番、オリンピックの後にウィルスにどう立ち向かうのかにかかっている。

 

新型コロナウィルスで亡くなられたすべての皆様のご冥福をお祈りいたします。

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